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展示場・実邸めぐり
カタログの限界
セキスイハイムからは「内装・設備カタログ(インテリア)」と
「外観スタイルブック(エクステリア)」が渡される。
この中から、必要なものを選ぶことになる。
インテリアのカタログは134ページ。エクステリアは41ページ。
どちらもそんなに厚くない。
だから妻は「ハイムって選択肢が少ないのよね」と不満を言う。
このカタログに載っていない設備を選ぶこともできる。
他の方々のHPを見ると、キッチンは○○製を選んだというような記事に出会う。
ハイム標準品では
ないので探す手間が掛かかり、金額もUPする可能性が高い。
またインテリア手配という名目で、備品を特注で作ることができる。
二冊のカタログに載っているものは、据え付けの時に
工場からユニットに積まれて出荷されると考えていいと思う。
では、このカタログとハイム側からの説明だけで、設備を理解できるかというと、
ちょっと無理だと思う。
やはり、実物を見ないと分からない。
大きさ・色・手触り・品質などは写真と言葉だけでは正確に伝わらない。
なので、一番良いのはプランが決まる前に、実物に多く触れることだと思う。
方法としては、展示場に足を運ぶことと、実邸を訪問することだ。
(追記:2008年現在、カタログは新しくなり、選択のバリエーションも以前より増えている)
展示場
展示場にあるモデルハウスは、私のような一般人が建てる住宅とは大きく異なる。
述べ床面積が100坪なんて当たり前、多くの設備もカタログに載っていないような場合が多い。
カタログに載っていても、一番高いランクだったり、インテリア手配も多く、大工仕事も面倒なものが多い。
同じ展示場内の競合メーカーより目立つためには仕方がないのだろうけど、やり過ぎだと
参考にならない場合もある。
「こりゃ、土地付なら一億円だ」と思うものもある。
しかし、浴室やトイレなど比較的カタログ通りの設備が使われている箇所もあり、これは大いに参考になる。
私は仕事で車を使い、愛知・岐阜・静岡・三重を回る。
プランが確定するまでは、仕事で行った近くに展示場があれば、出来る限り足を運んだ。
愛知県にはセキスイハイムが出展している展示場が15箇所ある。
私はその中の13箇所を訪問した。行ってないのは蟹江展示場と長久手展示場だけ。
(追記:2007年になって全展示場を制覇した)
静岡は西部を中心に6箇所に行った。岐阜は4箇所、三重は一箇所に行った。
仕事の途中に寄ろうと思っても、水曜日と木曜日は大抵お休みなので要注意。
初めのうちは、知らずに水・木に行ってガッカリしたこともあった。
モデルハウスを見た後で、カタログを見ると載っている機器などが本当に良く分かる。
カタログに載っているものは、どこかの展示場で大抵は一度は見た事があるもので、
プランの打ち合わせは、自分の家の設備も比較的楽にイメージできたと思う。
トヨタかハイムかで悩んでいた当時は、どの展示場に行っても、対応はとても親切だ。
何とかハイムで建ててもらいたいという気持ちがこもっている。
しかも、直ぐに西山さんに連絡が入ってしまう。
契約後でプラン決定までの間に訪問した時は、契約以前とでは対応が違う印象がある。
契約後では、お互いに気楽に話ができるし、他メーカーとの比較も必要ない。
私が仕事の合間に展示場に行くときには、ネクタイにノートパソコンを抱えている。
平日の日中にそんな風体で現れるのは、お客というよりも、競合メーカーの営業マン
ぐらいしかいないのだろうと思う。
営業の方からは、胡散臭そうな目で見られる。
「最近、セキスイハイムと契約した者ですが…」と言うと、初めて微笑んでくれる。
平日の展示場は、本当に閑散としていてゆっくりと見学できる。
実邸
名古屋セキスイハイムは最近、入居前の家を見学してもらうことに力を入れていると思う。
他の地域でも頻繁に行われているのかどうかは分からない。
実邸見学は非常に興味深い。モデルハウスが現実離れしているのに対して、実邸はトコトン現実的だ。
施主のこだわりが見える。どう考えても第三者には理解できない箇所もある。
「何でこの部分はこうなのかな?」と何度も首をかしげる。
おそらく、わが家の玄関も第三者が見たら「何だか、ちょっと広過ぎない?」と首をかしげるのだろうか?
実邸で使われている設備は、ほとんどがカタログに載っているものなので、検討中に訪問すれば
実感が湧く。モデルハウスは今は使われていない古い設備が残っている場合もあるが、
実邸は現時点での最新設備で構成されている。
天井の高さ、部屋の広さや窓の広さ、壁紙なども自分のプランとの比較ができる。
また、大工仕事の仕上がりやクロス張りの質も目で見て確認できる。
実邸見学の家が、特別丁寧に作られるわけではない。ハイムの家の一般的な仕上げを見ているのだ。
自分の家の仕上がりの具合を予想できる。
実邸見学は大抵は土日に連続して行われる。
白い手袋をはめて、家の中を自由に見ることができる。
プランが固まるまでに、少しでも多くの実邸を見ようと土日に出掛けた。白い手袋は見学終了後にもらうこともできる。
引越しや掃除の時に便利なので、私は必ずもらう。かなりの枚数の手袋のストックができた。
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hints
展示場や実邸を訪問する時に、「SiSS内装・設備カタログ」とメジャーを持っていくととても役立つ。
気になる箇所を計測して、自分の家のサイズと比べてみよう。目分量は信用しないこと。

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