プラン検討 プラン検討
エアコン

 選択肢
前の家には、エアコンは一台しかなかった。使うのは夏だけで、冬は石油ストーブだった。
このエアコンは買ってまだ一年しか経っていないので、新しい家でも使うことにした。
問題は買い足すエアコンの台数だ。エアコンの設置候補は6箇所。
今までの1台を使ったとしても5台も買い増すことになる。
オール電化の環境で石油ストーブもアンバランスな感じがする。
当面は必要のない部屋へのエアコン設置は差し控えるという手もある。
考えなければいけないのはタイル外壁への穴開け作業のこと。
何も穴の開いていないハイムのタイル外壁に、穴を開けるのはちょっと怖い。
町の電気屋さんにお願いしたとする。
タイルは硬いので簡単には割れないし、割れたら割れたで思い通りの形にならない。
頑張って穴を開けたら、その下から鉄骨が出てきたなんてことになったら大変。
ということで、ハイムのタイル外壁へのエアコン設置を断る電気屋さんもあるそうだ。 自分で手配する時には、それなりの覚悟が必要ということになる。
西山さんの提案を見ると、5台の新しいエアコンの購入及び設置、また既存の1台のエアコンの設置を合わせて 見積価格が150万円ほど。
どう考えても高い。エアコン一台が30万円もする。 そんな高価なエアコンは家電屋に行っても見当たらないと思う。
自分で調達してきたエアコンをハイムに設置してもらおうか…と思い悩んでいたら、
「キャンペーンで150万円が100万円になりました」と西山さんがある日、言った。
「150万円が100万円って、スゴイキャンペーンだな。今までの価格は何だったのかって感じ」と私。
「これなら、全台数をハイムでいかがですか?」と西山さん。
「そうねぇ。でもキャンペーンの終了はいつなの? わが家の工事は間に合うのかな?」と私。
「はい。このキャンペーンは期間を気にしなくても大丈夫です」と彼。
なんか胡散臭いキャンペーン話だなとは思うが、エアコンの心配をしなくて済むのは有難い。 冷静に考えれば、1台当たり20万円だから安くないのだが、金銭感覚が麻痺しているようだ。
「じゃあ、お願い」と私。
妻が少し驚いた顔で私を見る。 「100万円って車が買える値段だよ」と目が言っている。
「必要な物は買いましょう」と私が言う。金銭感覚崩壊の顕著な症状だ。
 エアコンの配管は壁に消える  基礎から出て室外機につながる

 設置方法
名古屋セキスイハイムが使っているエアコンはダイキン工業の製品だ。 大手電気メーカーほどの知名度はないけれど、私自身は以前からダイキン工業の戦略は面白いなと感じていたので 不満は全く無かった。
5部屋にエアコンを設置するのだが、室外機は大きめなものを2台設置するだけだ。 つまり2台のエアコンを1台の室外機で動かし、残り3台のエアコンをもう1台の室外機で動かす。 これによって、家周辺の室外機を減らして外観をスッキリできる。 また、このダイキンエアコンを設置する時には、外壁に穴を開けず設置できる。 エアコンダクトは壁の中を通って、基礎部分から室外機に繋がる。 これで壁にエアコンダクトを這わせずに済み、外観がスマートに保てる。 (隠蔽配管という工法)
ついでにトイレの水廻りの話をしよう。トイレの排水も壁の中を通っているので、自慢のタイル外壁の邪魔をしない。
私が、友人の庭師に「ハイムはエアコンダクトも、水廻りも壁の中を通っているので、外観がスッキリとカッコいい」と 言うと、 彼は「そんなもん、何かあったらどうするんじゃ?」と言って、不満そうだ。
「確かに何か詰まりでもしたら、内装の壁を剥がさないと駄目だな」と私。
まあ、あまり心配しても仕方がないので、これ以上は考えないようにした。 しかし、タイル外壁至上主義に陥っている自分が、なんとも奇妙に感じる。


 hints
外観を気にするなら隠蔽配管がお勧め。
購入価格や今後のメンテナンスを考慮したいなら検討は慎重に。 一般業者から見積を取って比較しよう。室外機設置の場所・大きさ・個数も有用なポイント。


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