プラン検討 プラン検討
キッチンはフルオープンで

 キッチン
妻は初めからオープンキッチンが好みだった。
オープンキッチンで話をしたり、子供を見ながら料理をしたいのだ。
しかし、そうでない方もいる。
検討中にお邪魔した近所のKさん(白い外壁の輸入住宅)の奥様は、 料理は集中してやりたいとのことで、壁に向かって作業したいらしい。キッチンもそういう作りになっていた。
私はといえばオープンタイプに賛成。キッチンはハイム純正の2メートル70センチのタイプにした。
オール電化で考えていたので、コンロはIHで、食器洗い機は少し大きめを付けた。 食器収納は作り付けで、色は妻の好みで緑色になった。足元暖房も付けた。

 特注の天板
システムキッチンの天板は人造大理石。ステンレスよりも手間が掛かりそうだけど、高級感で選んだ。
ただ、この人造大理石で問題が発生した。
キッチンの横には鉄骨の集まる柱があり、カウンター部分が柱に当たってしまう。(下図参照)
人造大理石はノコギリを入れるような細工が難しいので、このカウンター部分だけは人造大理石を諦めて、インテリア手配の 集成材を使うことになった。
コンロや流しなどは白い人造大理石だが、一段高いカウンター部分は木目調の部材になる。 しかも、この一枚の天板が結構高価だった。30センチの幅で2メートル70センチの長さなのだが 10万円近くもする。「インテリア手配」という言葉を使ったが、実はこれはハイムの専門 用語で、カタログには載っていない特注品のことを言う。
人造大理石と比べても見劣りしない部材を使い、仕上げをきれいにするために、どうしても高くなってしまうらしい。
だが、この提案を受け入れるのには、かなり抵抗があった。
「人造大理石よりは見劣りするような部材に、どうして10万円も余分に支払わねばならないのか」と 西山さんや稲垣さんに不満を言ったが、駄目なものは駄目だった。
友人の庭師は私に「お前、集成材の板に10万円はないだろう。ほんなもん、もっとまけてもらえ!」と言っていた。
やがて、この天板が工事の段階でちょっと騒動を起こすことになった。詳細は工事のコーナーで。
 図の灰色の部分が人造大理石(実物は白色)。
緑色の部分が木目調の集成材。 本来は全て人造大理石で出来ているシステムキッチン。
この集成材の左端部分に4本の鉄骨が集まった柱がある。この柱は構造上、今回は取り除くことが不可能なので 干渉するカウンターの天板部分がインテリア手配になった。
フルオープンと言っても、キッチンの端に30センチ角の柱が立ってしまうことになる。
キッチン内には十分なスペースがあることが図面から分かる。


 排水への個別対応
キッチンに関しては、もう一つ考えなければならないことがあった。
それが上の図の赤色の部分だ。 これはキッチンの排水を一階に下ろすために排水用のパイプを設置する部分だ。
キッチンが一階にある場合は、システムキッチンの真下に排水を下ろせば良い。しかし 二階の場合には、下ろすために工夫が必要な場合が出てくる。
排水を下に下ろすための場所を確保するために、赤い部分が、どうしても20センチほど床より 盛り上げってしまう。30センチ×60センチで高さが20センチくらいの出っ張りが床から飛び出して いることになる。
これは非常に邪魔だ。絶対につまづくだろう。どうしようかと、営業やインテリアと悩んだ。
何回も色んなアイディアが出たが、どうもしっくり来ない。
稲垣さんと電話で話すのだが、見たこともないものを話すのは大変。 言葉の限界を感じた。それで稲垣さんの案をFAXで送ってもらって確認をする。
こんなやりとりを数度繰り返して、最後に行き着いたのが下の図の案だ。
30センチ角の柱が天井まであった部分を、わざと二倍の大きさにして天井までの小さな壁(図の青い部分)を作る。
そして壁の左側に高さ85センチのテーブルを付ける。このテーブルの天板は、例によってインテリア手配。 個別手配なので、やはり高価なのだが、だんだんと感覚が麻痺してきて「この部分が解決するなら、それで結構。 インテリア手配でも構わない」という気になった。
また、わざと二倍にした壁にスイッチ・コントローラ類を付けることになった。
スイッチをどう付けるかは、現場で打ち合わせることにした。
これでこの部分の検討から開放されたと一度は喜んだ。しかし、この部分は現場を見た後で更に悩むことになった。
この詳細も、建築のコーナーで。
 図の青い部分が鉄骨の柱の
二倍にふかされた柱。
この柱には、多数のスイッチが
付けられることになる。

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