入居後 入居後
TVアンテナ

David またしても挫折

 オーディオ・ビジュアル環境
最近はホームシアターに人気があるらしい。また薄型の大型スクリーンも当たり前になっている。
私は、大型の画面には、あまり関心がない。見ても欲しいとは思わない。 多分、家電メーカーに乗せられるのが嫌なのだと思う。あまのじゃくなのだ。
わが家にはTVが3台ある。25インチのごく普通のものが1台。14インチのテレビデオが2台。BSを昔は見ていたがパラボラアンテナが 壊れてからは、もう10年も見ていない。CS放送や有線TVにも関心がない。地上デジタル波も何のことなのか分からない。 私が住んでいる地域ではUHFだけで地上波が映る。VHFアンテナの必要はない。
今回ハイムの家を建てるに当たって、AV環境を変えようとは思わなかった。
TVアンテナで気にしたのは次の2項目だった。

    1. ドマーニの外観を崩さないようにすること
    2. 安くあげること

私の感覚では、家の高い所にアンテナが立っているのはNG。以前の古い家なら別に構わないけれども、 ドマーニの屋根にTVアンテナを立てることは、何とか避けたかった。アンバランスだ。 ドマーニの外観が台無しになるような気がした。
妻に私の考えを妻に説明するが、反応は「…?」だった。
西山さんに、他の施主はどうしているのか聞いてみたが、屋根の一番高い所にド〜ンと立てているということだ。
どうも私のセンスは皆から遊離しているようだ。別の言い方をすれば、みんな鈍感すぎる。
私は次のアイディアを考えた。 今まで使っていたアンテナを南側のベランダに工夫して自分で立てる。そうすれば、お金も掛からないし 誰の目にも触れない。成功した光景が思い浮かぶ。ちょろいものさ。
「アンテナは自分でやります」と西山さんに宣言した。
これまでこのHPを読まれた方は、私の甘い読みが、どう展開するかは予想が付くかもしれない。

 アンテナ接続に挑戦
引渡しから入居までは10日間あった。その間にアンテナを立ててしまえばいいのだ。
今まで使っていたアンテナをベランダに上げて、ベランダの壁から出ているTV用のコードとつなぐ。 ノイズは多いが、受信はしている。アンテナの方向を合わせようとするが、どうしても綺麗に映ってくれない。
アンテナを調べてみると、75Ωと200Ωという二つの出力方式があることが分かった。 でも、この違いが良く分からない。インターネットで調べてもスッキリしない。 アンテナとケーブルの間に増幅器を挟んで試しても駄目。
こんなことを2回の週末に渡って試していた。 駄目っぽい。どうも上手くいかないな。自信喪失。 新品のアンテナをホームセンターで買ってきても、ちゃんと映せるかどうか自信が無くなってきた。
アンテナ設置だけを、近くの電気屋さんに頼もうか…でもハイム以外の業者に頼むのも不安。 多少高くてもハイムの方が安心だろうかと思い悩む。
やがて11月1日が来て入居になってしまった。「TVは映りません。いつ映るようになるか分かりません。 TVが無い生活もたまにはいいと思うので、みんな我慢するように」と家族に伝える。 子供達から大きな不満の声が上がる。
仕方がない。ハイムにお願いしよう。
ニコニコ(ニヤニヤ)した笑顔が印象的な電気屋さんに会えるのも楽しみだ。 現場監督の西野さんに電話をした。
「Davidです。アンテナのことだけど、やっぱりハイムさんでお願いしたいんだけど」と私。
「そうですか…」と西野さん。いつもの低姿勢。
「アンテナ設置は、あの電気屋さんが来てくれるんだよね?」と私。
「それがアンテナは、インテリアの担当なんです」
インテリアと聞くと、玄関天井を穴ぼこにされた苦い記憶が甦る。
「はぁ? 何でアンテナがインテリアなの。あの電気屋さんが来てくれると思ったのに… ところで幾ら掛かります?」
「UHFアンテナだけだと、84,000円です」
「えっ? すごく高いね。マジで高いよ」
やっぱり近所の電気屋さんに頼もうかと悩む。多分、半額以下で出来るはずだと思う。
「アンテナはインテリアの担当なので、設置には稲垣も顔を出します」と西野さん。
えっ、稲垣さんが来るの。早く言ってよ。西野さんは私が稲垣さんに弱いことを知っているのだろうか?
「分かった。その金額で結構です」
「日程は、来週の土曜日になります」
「えっ、2週間もTV無しの生活…。まあ、それもいいかもね。OKです」
84,000円。この金額は引越しのサカイに支払った金額と全く一緒だ。やっぱり高いな。 でもハイムのことは、多少高くてもハイムにお願いしようという意識が働く。
 アンテナと電気屋さん  目立たない場所に設置  下からは、気にならない位置


 設置
アンテナの業者さんは、設置の一週間前に下見に来た。 そして屋根や回りの写真を何枚も撮っている。なんだか仰々しいな。84,000円と高額だからポーズしているのかな?
なるべく目立たない場所への設置をお願いする。2人で設置場所を検討した。ベランダへの設置は無理とのこと。 やはり屋根の上。アンテナは出来るだけ低い位置で、目立たない場所をお願いする。
さて、作業日当日には稲垣さんが一緒に来た。ご機嫌な私。娘も稲垣さんに遊んでもらって、とてもご機嫌。
作業は簡単に終わった。下から見上げるが、ほとんど気にならない。 作業費は高かったが、出来栄えはGood。入居して2週間は静かだった家に、TVの音が入って来た。 でも、TVを見る時間はかなり減った。TVなんて本当は要らないのかもしれないと思う。

地上アナログ波は数年で終わってしまう。設置したアンテナが無駄にならないように確認しよう。 UHFアンテナは、そのまま地上デジタルの受信が可能らしい。 ケーブルTVにした方が、アンテナ設置よりもコスト的に安い場合もあるし、外観にも全く影響しない。 プロバイダ接続料のセット価格もある。 私がこのことに気付いたのは、作業後のことだった。


 hints
屋根にTVアンテナを立てるのであれば、ハイムに頼んだからといって特別な作業をすることはない。 ハイムからの提示価格が高ければ、施主手配で構わない。
屋根以外に(例えば壁に直付け)設置するのであれば、作業内容をハイムと良く確認しよう。
外観を気にするのなら、ケーブルTVを電源ポールから引き込むのが望ましい。


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人間は、どうして屋根の上に止まり木を作るのだろう…