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歴史 2005年1月4日
2005年1月4日
この日を境に住宅建築が具体的に動き出した。重要な日。
大学の学部の同窓会は毎年正月にマージャン大会と宴会をしてきた。
もう20年以上になる。
バカ話をして、腹の底から笑い合える幸せな時間を過ごす。
一気にタイムスリップして昔に戻り、互いを呼び捨てにする。
気分は青年に戻ってしまう。
マージャン大会の幹事は長年、「庭師」が担当している。(prifilesを見てね)
ギャンブル性はなく、純粋な競技ルールで行う。
一発も裏ドラ(専門用語でゴメン)も無い。
2005年の大会は宴会に続き、カラオケにも行った。
カラオケの後で、庭師と野菜君(仮名)が我が家に泊りに来た。
庭師は同級生、野菜君は一つ下の後輩。


庭師は小さな外構の会社に勤めていて、日本庭園を造るのが本職。住友林業からの仕事が多いらしい。
彼の家も住友林業で10年程前に建てた。結構高かったらしい。当時の私には住友林業の家がどんな家なのか全く分からなかった。
まして、ハイムが鉄骨でユニット工法だなんて話は、ラテン語の会話のようだった。
野菜君は最近、名古屋中心部にマンションを買ったという。
彼は一戸建てではなくて、マンションの方が良いらしい。
二人とも住宅には関心があり、ローンも返済中なので、家に関して話がはずむ。
やがて、彼らは攻撃を私に向けて来た。彼からすれば、古い家のままで何もしない私が許せないようだ。
暗い・寒い・古い・不便…こういう環境に家族を放置しておくことは人間失格になるらしい。
昔からの友なので、言葉は容赦なくきびしい。
「早く家を建替えろ。男たるものそれくらいの気合が必要だ。妻子のためにそれくらいのこともできんのか!
気合だ、気合だ、気合だ!」という具合。
私は家の話にはウンザリしてしまった。やがて一人寝てしまった。
ところがこれで話は終わらない。私が寝た後も、妻が彼らの話に反応して、会話が進展していった。
妻から見れば、彼らは自分の気持ちを理解してくれるカウンセラーのような存在だ。
夫は煮え切らないが、家を買ってローンを返済している知り合いの話に感化され、
自分も夫を説得して家を買わせようという気になっても不思議はない。
私抜きの楽しい会話は真夜中まで続いたらしい…。
私には何も変化が無かったが、妻は決意を固めたらしい。
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