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輸入住宅

気分は海外生活・・・

 輸入住宅
国道を走っていると、目につく輸入住宅が一軒建っている。カワイイという印象よりも、ホワイトハウスみたいな 立派な展示場。
妻は輸入住宅風の建物に大いに関心がある。白いフェンスと白い窓枠、芝生、コテージ風の建物があこがれ。
私もそんな雰囲気の建物は嫌いじゃない。畳の部屋に対する執着は全くない。
しかし、外観に関しては周辺とのバランスも気になる。アメリカの田舎の町並みで、土地も広く、周りも同じような環境に建っていれば問題ない。 ところが、日本では周辺から完全に浮いた輸入住宅を見かけることが少なくない。 私には、そのようなアンバランスが気になる。
輸入住宅に好きで住んでいる方には申し訳ないが、特定の地域に家はあるのであって、 家だけが周辺から独立して単独で建っているわけではないと思うと、あまり住みたいとは思わない。
この輸入住宅のモデルハウスの外観は受け入れられる限度をかなり越えていた。
しかし、気になったのでやっぱり入ってみた。
若い女性がとても親切に案内してくれた。ホワイトハウスみたいな印象は外観だけではなかった。 内装までその雰囲気でプンプン。壁は白い塗り壁で、荘厳なレリーフが施されている。
価格帯を教えてもらったが、あまり記憶にない。住むつもりが無かったからだろう。
営業マンから連絡をもらっても困るので、アンケートは断った。でも洗剤や風船などをくれた。 本当はアンケートに記入した人だけがもらえるプレゼントだった。
何だか得した気分。
でも、住宅メーカーはお金が掛かるんだと思った。
説明員の給料、展示場の維持費、プレゼント代…などなど。 これは現実的に考えれば、購入者が払っていることになる。何だか歪な業界だ。 購入金額が大きいので、販売側の購入者への接し方も、やたら親切になる。 逆にお客も、チヤホヤされていい気分になってしまう。
「日常生活で、あんなに親切にされることが無いので、戸惑うわよね」帰りの車で妻が言う。
「もっと普通に接してほしいよ」と私。
「チヤホヤされて、いい気になって、あちらのペースに乗せられないようにしましょう」と妻。
「勿論」と私が答える。

輸入住宅の可能性は無しということに自然になった。
 アメリカの住宅街 土地が広い


 hints
スウェーデンにスウェーデンハウスは無い。イタリア車はイタリアでは人気がない。
でも私たちには「かの地」に対する憧れが常にある。この憧れを業者に利用されないように気をつけよう。


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