建築の記録 工事記録
中間金・ローン

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 お金
家を買うということは、お金を払うということ。 当たり前のことなので、Davidは何を言い始めたかと思われるだろう。
一年前には家を買うというアイディアすら無かった私には、この売買が奇妙に思えて仕方ない。 流動資産を不動産と交換することが、以前の私には愚かなことに思えた。購入した家は、どんどん陳腐化するから。
自分が借金をすることも、全く想像すらできなかった。
私は四十数年の人生で、借金をした経験はたった一回だけ。 それは、大学に行くために日本育英会から出してもらった学費だった。その借り入れも就職後に繰上げ返済した。
学生時代には、友達にお金を貸すことはあっても借りたことはない。 車を買ったのも現金。クレジットカードを使っているが、分割返済はしたことがない。
借金という負い目が苦手なんだと思う。借金してまで物を買わないというのが私のスタンスだった。
しかしハイム・クラスの家を買う場合には、手持ちの資金だけでは足りない。 住宅ローンという形で、金融機関からの借り入れが必要になる。
「家の価格 = 自己資金から払えるお金 + 住宅ローンからの借入金」という足し算が成り立つ。
借金を少なくしたいならば、自己資金は変わらないから、贅沢な設備を削って家を安くすればいい。 わが家なら、ドマーニの三角屋根を止めて、太陽光も止めればかなり金額は下がる。 これは数年分のローン返済額に相当する金額だ。
しかし、三角屋根になり、その後も色んなオプションで金額が膨らんでしまった。家の価格が上昇した分、借入金額も上昇してしまった。

 日本銀行券
壱万円


 中間金
自己資金からハイムに支払ったのは、全部で4回。
1回目 契約直後に契約手付金として300万円を支払う。5月後半。頭金はもっと少なくてもOK。
2回目 7月初旬に自己資金分の残りの3分の1を支払う。中間金1。
3回目 8月終わりに同じく3分の1を支払う。中間金2。
4回目 10月後半の引渡し直前に、同じく3分の1を支払う。またローン借入金も同時に支払う。最終金。
ああ、口座残高が、急速に減っていく。一部の定期を解約したり、あれこれと。

 ローン
ハイムの紹介で「ろうきん」から借りることにした。
契約直後に「ろうきん」に対して借入が可能かどうかをハイム側が打診する。
自分がお金を貸してもらえるような人間なのか不安になるが、大丈夫だった。 定期収入があり、クレジットの借入やブラックリストに載っていなければ、95%くらいの人にはOKが出るらしい。
17年で返済が終わるように組んだ。繰上げ返済をしなければ60才を越すことになる。正直なところ、そんな年齢の自分をイメージできない。 毎月の返済だけでボーナスからの返済は無し。ボーナスなんて曖昧なものは期待しないことにした。
ローン料率は10年固定で2.43%。安いのか高いのかさっぱり分からない。
でも、借りる金額と返済総額の差額を計算すると、取られる金利分に驚いてしまう。 友人の庭師が「俺は住宅ローンの金利を払う為に働いているようなもんだ」と言っていたが、納得できる。
「ろうきん」では、エコキュートや太陽光を付けていると優遇金利として、0.2%を引いてくれる。 何で太陽光で金利が下がるのか分からないが、下がるのは結構なことだ。
ハイムではろうきんを結構使っているらしい。ろうきんにもハイムのことを良く分かっている担当者がいるということだった。 しかし、その担当者が転勤になって、私の担当はN村さんという方になった。
N村さんはハイムのことを全く知らない。私はローンのことを全く知らない。悲惨な組み合わせ。
「ハイムに聞いて下さい。私は分かりません。ハイムに全部任せていますから」と私は応えた。
「借りるのはあんたなんだから、何でもハウスメーカーに任せていちゃいかん」とN村さんは呆れていた。
失礼な人だと感じたが、よく考えてみれば、彼の言っていることは正しい。 今後ローンを返していくのは私なので、自分でローンを理解しないといけないと痛感した。私の無知に対して、 N村さんが批判する場面は何度もあった。 お客が叱られるという、非常に興味深いパターンだった。
その後、大量の書類に署名・捺印を繰り返すことになる。その量にはウンザリした。
引渡し直前に、私の口座に振り込まれたお金は、そのままハイムの指定口座に振込まれた。 こうして契約金額の全額の支払いが完了した。
 ろうきんのロゴ



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