建築の記録 工事記録


薄い・・・

 ハイムの畳
セキスイハイムで使う畳は薄い。12ミリの厚さ(薄さ?)しかない。
この厚さだと、中にギッシリと稲わらを入れることはできない。ハイムの展示場に行くと、この薄い畳を切断して中の構造が 分かるようにしたサンプルが置いてある。中心にベニヤ板のような木材があり、その板をフエルトのような素材で 挟む。その外側を畳表が覆う。本当に12ミリしかない。これで大丈夫なのか心配。
反らないのだろうかとか、ずれないのだろうかと不安になって、コツコツ叩いてみる。
和室に敷いてある畳を見る限りは違和感がない。座ってみたり寝転んでも、通常の畳との違いが分からない。
また畳表は天然のイ草ではなくて、セキスイが開発した「美草」という素材を使っている。
「美草」で検索すると、 http://www.sekisuimigusa.jp/ という美草専用のドメインがヒットするので、 立ち寄ってみてもいいかも。
セキスイは、いろんな物を作っているのだと勉強になる。

 施主手配した畳



 施主手配
上のような説明を書いたが、実際は、わが家はセキスイハイムで畳を手配しなかった。
畳は建物の構造部分とは別なので、自分で手配しても深刻な問題にはならないだろう。 そうなら、知り合いから買いたいと思った。
妻の知り合いの昔ながら畳屋さんに頼んでみた。家族でやっている自営業で、軒先で畳を手作りしているイメージと言えば 分かってもらえると思う。
妻と畳屋の若奥様の話。
「今度、セキスイハイムで家を作るんだけど、畳って頼めるかな?」と妻。
「勿論OKよ、部屋ができてから採寸させてもらえばいいわ。一週間で完成」と若奥様。
「それが…、セキスイハイムの家の畳ってやったことある?」
「ないけど…」
「厚さが12ミリなのよ」
「…」
「大丈夫?」
「今まで作った中で、一番薄いのは15ミリだった。すごく薄くて…」
「大丈夫?」
「主人と相談してから連絡する」
しばらくして、大丈夫という返事が来た。
その畳屋さんにお願いすることになったが、「もし途中で無理だったら、ギブアップは早めにして」とお願いした。 その時はハイムに頼み直すつもりだった。
畳表は和紙を使った素材を選んだ。 イ草より色がキレイ。
価格に関しては、ハイムからの「美草」を使った見積が15万円くらい。
一方、畳屋さんの価格は、畳1枚が13,000円で、8畳で104,000円。消費税は値引きという人情味あふれる価格だった。
引渡しの翌日に、畳屋さんが畳を持ってきた。見た目や肌触りはパーフェクトだ。 気になる耐久性は、時間が経たないと分からない。長持ちすることを期待する。
わが家は、畳屋の知り合いがいたのでハイムに頼まなかったが、あの薄さを考えるとハイムに頼むのが賢明かもしれない。

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