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引渡し
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引渡し
2005年10月21日。セキスイハイムによって作られたドマーニが「わが家のハイムさん」になった日。
私は仕事で引渡しの場には行けなかった。
妻が西野さんと西山さんから、午前中たっぷりと家の説明を受けて、そして鍵を受け取った。
西野さんが設備などを説明している様子を妻がビデオに録画した。
とても晴れ晴れした気分だった。卒業式のような気分だったと言えば理解してもらえるだろうか。
私は仕事中だったが、妻の携帯宛てに西山さんと西野さんへの感謝のメールを送った。
間もなくして、西山さんから携帯に電話が入った。
半年余りの時間を振り返って、西山さんにお礼を言った。
今まで頻繁に会っていた西山さんとも、これからは段々と疎遠になっていくのだと思った。
その第一日目が既に始まったようで、少しセンチメンタルな気分になった。
だがその日は、ハイムさんがわが家の一員になった喜びに満ちた日でもあった。
実際に住むのは、引越しの関係で10日ほど先になる。
その日の夜、家族で新しい家に行く。子供達の笑い声が、家具のない広い家の中に響き渡る。
とても満ち足りた気分だった。
「よろしく、わが家のハイムさん」
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