建築の記録 工事記録
地盤改良工事

地盤をしっかりと

 SMD鋼管杭
地盤改良工事は、トヨタは表層改良工法を提案して来たが、ハイムはSMD杭工法だった。
表層改良工法とは、地盤の土とセメントを混ぜ合わせて軟弱な地盤を固め、沈下を防ぐ工法。 地表面から約2m位の大きな穴を掘って、そこに土とコンクリトをまぜて穴をふさぐ。
 並んだ部材  杭打ち 1  杭打ち 2


西山さんが言うには「表層改良工法とは舟を浮かべているような状態で、軟弱な土壌の上を硬い物体が 漂っているようなものです。一方、SMD杭工法は橋みたいなもので、硬い地層まで橋脚を下ろすので丈夫です」とのこと。
インターネットで調べると、確かにSMD杭工法の方が表層改良工法よりも頑丈らしい。その分、お金も余計に掛かる。
図面にSMD鋼管杭に関して書いてあって 「φ114.3、3D、t=4.5mm 8.0m×29本」となっている。
φ114.3は杭の直径だと思う。3Dは何のことか分からない。t=4.5mmは、その杭の鉄の厚みが4.5ミリってことだろう。 8.0m×29本は、8メートルの杭を29本使うということらしい。
数年前に南の土地で、ドスン・ドスンと杭を打っていたことを思い出す。 前の木造の家が壊れてしまうのではないかと思うほど、振動が大きかった。
あれと同じ事をするのだろうと思っていたのだが、SMD杭工法は静からしい。 SMD杭工法は、先端にスクリューのような羽が付いた鉄の管を回転させながら、硬い地層まで埋め込んでいくので、 ドスン・ドスンと打ち込むのとは違うらしい。
 並んだ杭  杭  杭のふた


私自身は、作業を見れなかったので分からないが、 妻が言うには「音もあまりせずに、短時間で杭が入ってたよ」とのこと。
8月初めに29本の鉄の杭が現場に届いたかと思うと、あっという間に埋められていた。 8メートルの深さまで入っていく箇所は8メートルの管を全部挿入する。途中で硬い層にあたった場合には、そこで挿入はやめて 管は切断されたとのこと。
これだけの本数の頑丈な杭で、家が支えられていると思うと安心。
 工事用看板


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木の根より深いな