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契約金額の変更
増えたり減ったり
当初契約と6回の変更
住宅建設では当初の契約金額のまま工事が完了することはまずない。
契約後にインテリアとの打ち合わせが入るので、例えばカーテンや照明などが契約金額に含まれていたとしても、
高いモノに変更すれば金額は上昇する。
契約金額は安かったが、必要な設備まで追加オプションになっていて、最終的には高い買物になってしまったという
ような失敗談を聞くことがある。ハイムの場合はどうなのだろう?
わが家の場合で見てみる。
下の左側の写真を見ていただきたい。ハイムとの契約書だ。15,000円分の印紙が貼ってある。
ちょっと分かり難いが、変更に関する確認書も写っている。契約金額を変更する時に使う書面。200円の印紙が貼ってある。
右側の写真は、全ての工事が完了した後で渡された「ご清算書」のコピー。当初契約の後で6回の金額変更があったことが
分かる。契約金額自体は、申し訳ないが塗りつぶしてある。口外しないという営業との約束をご理解いただきたい。
この6回の金額変更の内容を以下に記す。
体重のように金額は増えたり減ったりする。でも結果として増加傾向にあることは体重と同じ…だろうか。
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ハイム建築工事請負契約書 実印と署名 |
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工事が完全に完了してから届いた「ご清算書」 |
1回目金額変更: 1,282,050円増 2005年7月3日
契約書を交わしたのが5月後半だから、インテリアとの打ち合わせが終わった頃の変更だったことになる。
大きな金額の項目としては、玄関の造作・カーテン・集成材のキッチンカウンター・出窓へ変更などがある。
増減明細項目の数は40にもなるので、とても書ききれない。ウォシュレットの温風機能追加・手摺追加・キッチンの足元温風・
屋外コンセント追加なども含まれている。
削った機能も多い。2階の洗面台が86,000円の減額。腰壁が111,000円の減額。広縁の障子が87,000円の減額。
ハイサッシを高窓にして40,000円の減額など。贅沢だと思った機能をバッサリ切った。
追加した項目、削った項目の一つ一つに、インテリアや営業との打ち合わせが思い出される。
大きな金額の増減は、この1回目の変更に含まれてしまうと思う。
2回目金額変更: 66,150円減 2005年7月11日
玄関ホールの4つのトール窓にローマンシェードを予定していた。しかし4つで66,150円もする。高い。
この窓はカスミで外から中は見えないので、カーテン無しでいくことにした。
唯一のマイナス金額での契約変更。上の明細の写真でも66,150の横にマイナスが見える。
3回目金額変更: 454,650円増 2005年9月27日
井戸を残す為の工事費の195,000円が大きい。
解体で下がった土地に盛土をした費用が160,000円。これは想定外の出費だった。痛い。
現場で大工さんに頼んだ細かい作業も、23,000円分ちゃんと計上されている。
予想より安かった。大工さんには、もっと沢山頼めばよかったと後悔。
この程度の金額なら、もっとニッチを作ってもらえばよかった。
ダウンライトの位置変更にも10,000円を払った。この作業は、自分の都合というよりもハイム側のミスではないかとも
思えたが、支払うことにした。細かい金額で営業と言い合いをするのは好きではない。
4回目金額変更: 84,000円増 2005年11月12日
この変更は既に入居後のことになる。引渡し後、入居後でも工事金額全体の変更になるので、注意。
工事金額を一旦締めて、その後の追加作業は別作業として発注できないのかと聞いたが、工事全体の変更として扱うとのことだった。
この84,000円はTVアンテナの設置費。金額は高すぎるように思うが、インテリアの稲垣さんが来てくれたのでOK。
5回目金額変更: 56,700円増 2005年11月23日
屋外で使う電源コンセントを追加した金額。
初めから付いていたコンセントと合わせて、わが家の外壁には電源コンセントが沢山付いてしまった。
外構を自分で手配したので、事前には詰め切れなった。ハイムに外構まで発注していれば発生しなかった金額。
6回目金額変更: 18,900円増 2005年12月3日
入居後に照明スイッチの配置が気に入らなくて変更してもらった費用。トイレ内のコンセントの追加も入っている。
インテリアとの打ち合わせをパーフェクトにやっていたら発生しなかった金額。そう考えるとちょっと残念。
でも、お金を掛けてまでスイッチ位置を変更する施主は少ないそうだ。
これが最後の金額変更となった。これ以降にハイムに有償でお願いする作業があれば、単独の発注ということになる。
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 hints
ハイムでは、必要な設備まで追加オプションで加算されるということはない。
契約金額の範囲内で建てても充分住めるはず。
しかし、現実には金額は増減する。しかも大抵は増加する。
無駄な追加作業費を減らすには、事前打ち合わせをしっかりすること。

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