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壁を飾る絵画
絵が好き・・・
絵画
わが家の壁には、比較的多くの絵が飾ってあると思う。
今回は、わが家の雰囲気を知っていただく為に、飾った絵を中心に紹介させていただきたい。
住宅建築とは直接関係ないテーマだか、居住空間の装飾の一例として見ていただければ嬉しい。
絵の多くは紙に印刷したポスターであり、決して高価ではない。しかし長い期間に集めたものであり、一枚一枚に思い出がある。
今回は紹介していないが、小屋浦に眠ったままのポスターもかなりの枚数がある。
ドマーニの雰囲気に合わなかったり、サイズが壁に合わなかったりして飾れないためだ。
時どき、絵の衣替えをしたくなることもあり、今回紹介した絵がいつも壁に掛かっているわけではない。
見返してみるとポップな絵がほとんど無いことに気付く。
決して嫌いなワケではないが、毎日観ても飽きない絵となると、私の場合には古い絵になってしまうようだ。
では。ようこそ。Davidギャラリーへ。
フェルメール(Johannes Vermeer)
私が最も敬愛する画家。17世紀のオランダ人。私は、彼の絵を観るためにヨーロッパ旅行をした「自称フェルメールマニア」だ。
彼の絵画の魅力を、簡単に説明することはとても難しい。
残念なことに、近年、日本でも一般的な人気が出て凡庸な画家になってしまった。
フェルメールのほとんどのポスターは小屋浦にしまったままだ。「絵画芸術」「眠る娘」「レースを編む女」
「小路」「手紙を読む青衣の女」などなど。
お気に入りの絵が、いつの日にか飾られることを待って小屋浦でひっそりと眠っている。
もっと多くのフェルメールを家の中に飾りたかったのだか、床の色が薄いと絵がマッチしない。これは大きな誤算だった。
結局、フェルメールは現時点では、下の3枚しか飾ってない。しかも3枚とも1階だ。
1階は床の色がミディアムであり、まだフェルメールにマッチする。
しかし2階の床はライト色であり、どうしても合わない。
プラン検討中の方で、入居後にどうしても飾りたい絵などがある方は、
その絵と合う床の色やクロスをインテリアコーディネーターと相談した方がいいと思う。

ルソー(Henri Rousseau)
19世紀後半から20世紀にかけて作品を残したフランスの素朴派の画家。
絵がヘタなことで有名。私は彼の素人くさい絵が好きだ。上手くなくてもいいんだと安心する。
下の3枚の絵は、ピアノの上の壁に等間隔に並べて掛けている。両側の黒色の額縁で真中の白色をはさむ。
一枚一枚の絵というよりも三連符のようなリズムをルソーの絵を使って楽しんでいる。
ルソー本人が見たら怒るかもしれないけど、彼に言われる筋合いもない。
彼だって絵画の概念を壊すことに熱中した人だから。

それ以外に、下の3枚のルソーを飾っている。
どの絵も、適度に愛嬌があって楽しい。生活の中で自然と視線に入ってきて、ほっとする。
「自由の女神」は、私が歯磨きをしながら眺めている絵だ。

ボナール(Pierre Bonnard)
19世紀〜20世紀のナビ派の画家。フランス人。
彼のセンスの良さ、技術の高さ、温かみ、ゆとりなど全てが私の好み。
マチスも同じくらい好きだけど、部屋に飾るならボナールに分がある。気分を和ませてくれるからだ。
下の2枚は、縦に並べた。同じ大きさの額だけど、重たい黒色をワザと上に持っていって、変化を出そうとてみした。
その狙いが成功しているかは、ちょっと疑問。

次の写真は、ボナールの大きなポスター。縦の長さが1mあり、かなりの存在感。
階段の途中に飾ってあり、一日に何度も無意識に観る絵ということになる。
存在感はあるが、あまり自己主張せずに家の雰囲気に溶け込んでいると思う。ボナールのそういう作風が好きだ。
絵を壁に掛けるには石膏ボード用の「壁掛けフック」を使っている。
4本のピンで石膏ボードにもしっかりと固定できて便利。
軽い絵は壁の裏に一定間隔で横に走っている木棧(もくさん)
とは関係なく、好みの高さに「壁掛けフック」を打ち込んでいる。
しかし、この額は重たいので、ハイムからもらった「ワンプッシュ」で壁の裏にある木棧の位置を探して、
そこに「壁掛けフック」を2つ打って額を支えてえるようにした。

玄関ホール
玄関ホールは全体的に格式ある雰囲気にしている。ちょっと硬い感じがするかもしれない。
わが家の玄関ホールには、エコカラットを使った比較的大きな正面装飾と、正面横のニッチがある。
正面装飾の左上の壁に、あまり目立たない感じで聖書をイメージさせる絵が飾ってある。この絵を気にする人はほとんどいない。
また、正面横のニッチを飾るのはダビンチの「最後の晩餐」、
亡くなった恩師から頂いた大切なものだ。とても存在感がある。
また、既に紹介したフェルメールの「デルフトの眺望」も玄関ホールに飾っている。この絵も大きい。

玄関ホールには、縦すべり窓が4つ並んでおり、1階の高い天井を更に意識させる。
この窓の間に、同じ大きさの細密画を3枚並べてみた。

トイレ
トイレ内の様子もご紹介しよう。
ステンドグラス風の飾りはニュージーランドで買ったもの。聖書的な絵が描いてある。
ジョセフィン・ベーカーの写真は、20年以上前に雑誌から切り抜いたもの。
その写真がとてもカッコよかったので壁に飾っていたが、彼女が有名なダンサー兼ジャズ歌手だと知ったのは後になってから。
「黒いヴィーナス」の異名をとった彼女。何のことはない写真だけど、とても大好きな1枚。
版画は日本人画家の本物。
また、上で紹介したフェルメールの「ギターを弾く女」もトイレの中に飾っている。

その他
イスラエル旅行でもらった認定証は、少し怪しげなので人目に付かない場所に飾ってある。
聖書の言葉は、2つの子供部屋の間に掲げてあるが、英語なので半分は装飾目的。
男がロウソクを運んでいる写真は、好きな映画のワンシーン。これも人目に付かない場所。

キッチンの柱に階段状に貼ってあるのは100円ショップで買った飾りが三つ。
それにドライフラワーを被せて、雰囲気を出しているつもり。
最後の写真は、ヨーロッパで買った2枚の布を額に入れて飾ったもの。優雅な図柄。
リビングの雰囲気にマッチして、私はとても気に入っている。

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 hints
飾りたい絵やポスターが大きければ、プラン検討中におおよその場所を決めておこう。
また、床の色や部屋の雰囲気とマッチしないこともあるので気をつけよう。
お気に入りの作品が壁に掛かると、工場生産のハイムの家が、途端に自分の家になる。

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